鍼治療のメカニズムは、痛みの箇所と密接に関係ある遠隔部位のツボ刺激が脳に伝達されて、瞬時に痛みが取れるというものです。
症状別治療の解説一覧
- ぎっくり腰
- ピアニストの腱鞘炎
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- 坐骨神経痛
- 膀胱炎
- 逆流性食道炎
- 花粉症・アレルギー性鼻炎
- 眼精疲労
- 月経前症候群(PMS)
- 顎関節症
- 三叉神経痛
ぎっくり腰
来院時、治療ベッドに横になるのも辛くて、やっとの思いで身体を横にした患者さんが、脈診により選定した足のツボ1ヶ所に鍼刺激した途端、寝返りが可能になり、すぐさまベッドから起き上がるよう促すと、恐る恐るではあるが、痛みを感じずに身体を起こして、そのままベッドから立ち上がるから不思議です。
一番驚いているのは患者さんご本人です。
すべてのぎっくり腰の患者さんがこのようにいくわけではなく、ある種のパターンの脈を示す患者さんの場合に適応する治療結果です。
異なるパターンの患者さんの場合は、別のツボに鍼刺激することにより、同じような現象を引き出すことが可能です。
これを見極めるのが脈診です。
ピアニストの手首の腱鞘炎
半年もの間、整形外科、接骨院で頻繁に治療しているにもかかわらず、痛みが改善するどころか、かえって症状が悪化した患者さんが来院されたケースです。
何故、整形外科や接骨院で治療していたにもかかわらず、一向に改善するどころか、かえって悪化したのでしょうか?
それは治療が逆治療になっていたためです。すなわち、手首の腱鞘炎という病名を付けられたばかりに、実際にはどこにも炎症など起こしていないのに、患部に消炎鎮痛効果の湿布を貼り続け、低周波治療、マッサージなどの刺激で悪化したわけです。
これが逆治療でなければ、半年間も治療し続けた結果、痛くてピアノも弾けないどころか、タオルも絞れないなんてことがあろうはずがありません。
手首の腱鞘炎と診断された症状は、ピアノの弾き過ぎではなく、過労とストレスにより、本来の健康状態が崩れたことを教えるシグナルでした。
この患者さんの場合、過労とストレスにより、女性ホルモンの変動が表れたと解釈すべきなのです。
実際の鍼灸治療では、手首の腱鞘炎といわれる箇所には、ほとんど鍼灸の刺激はせず、足のツボ刺激で手首の痛みが不思議と取れてしまいます。このツボを決めるのが脈診という技術に他なりません。
この患者さんは5回の鍼灸治療で完治し、その後、現在まで、一度も再発していません。
頭痛
頭痛には下記のような危険な頭痛もありますから要注意です。
- クモ膜下出血:脳の血管の破裂で脳を取り囲むクモ膜下腔に出血が起こる。
- 脳出血:脳の血管が破れて血腫ができる。
- 脳腫瘍:脳に腫瘍ができる。
- 髄膜炎:脳の髄膜が細菌などに感染し、炎症を起こす。
- 慢性硬膜下血腫:頭を強く打ったために出血が起こる。
※下記の症状が4つ以上伴う場合は直ちに病院へ行ってください。
- 鎮痛剤が効かない。
- 頭痛が段々激しくなり治まりそうもない。
- 今まで経験したことのない頭痛
- 意識が遠のく
- 手足のしびれ
- 発熱
- 吐き気など気分が悪くなる
- めまい
この他、高血圧や副鼻腔炎、緑内障、側頭動脈炎、三叉神経痛の症状として頭痛を伴うこともありますが、ここでは一般的に多くの人達が日常的に経験している機能性頭痛といわれている頭痛を取り上げます。
機能性頭痛とは、現代医学的に緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛と呼ばれているものですが、実際にこれらの症状を発症している人達がこの型にきちんと区分されることは少なく、大方、それぞれの症状が混合していることが多いのが現実です。
鍼灸医療では症状を区分して治療するのではなく、頭痛を患っている患者さんが男性か女性か、そして年齢と体質、職業と生活環境などを重要視して原因を探り、治療に当たります。
具体的には、脈診と腹診により治療方針を決め、ツボの選定をした後、ツボに鍼灸刺激をすることにより、脳に信号が伝達され、身体のシステムが急速に元の状態に戻ろうとします。
20年、鎮痛剤を手放したことがない頭痛で悩まされていた女性が5回の鍼灸治療で完治した症例をはじめ、短期間で頭痛から解放された患者さんは数えきれません。
肩こり
一口に肩こりと言っても、原因はまったく異なるケースが現実です。
まず、男性型肩こりは終日、パソコンを使って、同じ姿勢で根を詰めて仕事をしている人の肩こりです。これは単純に、筋肉疲労および眼精疲労からくるものです。この類の肩こりは入浴、体表を擦るような軽いマッサージなどが有効です。
当院の鍼灸治療では、ダイレクトに肩を揉むのではなく、足全体を揉みほぐすようなマッサージが効果的です。鍼灸治療では、肩周辺のツボに刺激するだけではなく、肩周辺を巡っている経絡上の手足のツボに、鍼刺激を施すと、瞬間的に肩こりと寝違いのような首の痛みが軽快します。
これに対して、女性型肩こりは朝の起床時から肩こりを感じるというもので、女子が初潮を迎える前後から発症する肩こりです。この頃から男子にはない女子特有の肩こり、冷え性、便秘が始まります。すなわち、女性ホルモンの変動から引き起こされる肩こりで、多くは肩甲骨の内側のこりを伴います。
また冷え性と便秘を伴っている人も多いので、身体を冷やさないということが肝心です。
この類の肩こりには、肩周辺の指圧、揉むマッサージは逆療法になります。擦るだけなら毛細血管の流れをよくするので効果的です。
当院の鍼灸治療では全体調整を基本とし、男性では自律神経のバランスを整えて、交感神経の緊張を緩和するツボの選択、女性はホルモンバランスを調整するためのツボの選択と冷え性と便秘を改善する鍼灸治療を施します。その結果、長年の悩みであった慢性的な肩こり症からは解放されます。
肩こりは
①疲労による筋肉中の酸欠、老廃物の蓄積などを知らせる信号です。
②ストレスによるホルモン系の不調和と交感神経の緊張によって起こります。
腰痛
ここでは外傷による腰痛、すなわち腰部の打撲、骨折などによるものは除きます。
腰痛を起こした人は必ずと言っていいほど、痛みを感ずる箇所に湿布を貼りますが、これが逆療法になっていることを多くの人達が知りません。整形外科、接骨院の専門家が、どうして腰痛=炎症疾患と決めつけてしまうのか、不思議に思います。
要するに、ほとんどの腰痛が炎症疾患ではないのに、消炎効果のある湿布薬を患部に貼っているから始末が悪いのです。湿布は元来、打撲、捻挫などの典型的な炎症疾患に使用するものですし、コマーシャルでも、深部の炎症に効くと盛んにアピールしています。
湿布が症状を悪化させているもう一つの理由は、体表を湿潤に覆って、密閉してしまっているからです。皮膚は呼吸しています。身体の内外で気の交流を行っています。湿布はこの皮膚の大切な働きを邪魔しているわけです。
では本当のところ、腰痛の原因は一体何なんでしょうか。
過労、腸と婦人科系の冷え、風邪などが原因で腰痛を起こしますが、多くはストレスです。
かつて、慶應大学整形外科と福島県立医科大学整形外科の共同研究で、「椎間板ヘルニア」の原因はストレスであると発表しました。NHKでも放映されました。
このように、腰痛は椎間板ヘルニア、脊椎間狭窄症、すべり症などと診断されても、ほとんどが構造的疾患ではなく機能的疾患です。要するに、身体の働きが睡眠と休息により、元の状態にリセットされないと、身体は痛みという自覚症状に訴えて、大病から守ろうとします。強いては命を守るのです。
当院の鍼灸治療は、腰痛の原因と最短で完治する方法を脈診と腹診で探ります。その結果、ツボの組み合わせが決まり、鍼灸によるツボ刺激が脳に伝達されて、身体をバランスのとれた、痛みのない元の状態に戻すというわけです。
膀胱炎
膀胱炎は頻尿、排尿痛、残尿感を伴い、再発を繰り返す女性に多い病気です。女性は男性の500倍罹りやすいそうです。女性は尿道口が膣と肛門の近くにあるため、細菌感染に罹りやすいというわけです。
細菌感染による膀胱炎では、大腸菌が感染菌の80%前後を占めていると言われます。細菌感染による急性膀胱炎の場合は、抗生物質や抗菌剤の服用により約1週間で治ります。
しかし、現実には抗生物質や抗菌剤を服用しても中々好転せず、1ヶ月も抗生物質を服用しているケースは普通で、中には3ヶ月、半年と抗生物質を服用している患者さんが来院されると本当にお気の毒に思います。
泌尿器科に掛かっているのに、何故、このような現象が日常的に起こっているのでしょうか。それは細菌感染の膀胱炎も、細菌感染の形跡がない間質性膀胱炎のような場合でも、抗生物質と鎮痛剤を投与する以外に治療手段がないからです。
抗生物質を2週間、服用し続けても完治しない場合は、抗生物質の服用を中止すべきです。患者さんの抗菌力および免疫力の低下が原因ですから、これらを向上させるためにも身体を冷やさないことが肝心です。身体を一番冷やすものは生野菜と夏の果物です。温野菜を中心にした食事に切り替えることです。
膀胱炎は細菌感染であろうと間質性膀胱炎であろうと、当院の鍼灸治療は即効性があります。
長い期間、病んでいるからと言って、完治するのに長い日数を要するわけではありません。
痛みや症状というのは、身体が本来の健康な軌道から外れてしまったことを知らせる警告信号です。身体のシステムが元の状態にリセットされれば、速やかに痛みと症状は消えます。
当院では、1~2回の鍼灸治療を終えた患者さんが、今までにない治療効果と「これなら治る。」という実感を持たれ、ほとんど数回の治療で完治しています。
逆流性食道炎
逆流性食道炎を起こす人達は交感神経が優位の状態にある人達です。
交感神経優位の状態は交感神経の緊張を招き、脈拍数が多くなり、血圧も高く、血糖値まで高くなる傾向を示します。このような人たちは毎日が多忙で、常に気が張っていてリラックスできず、人間関係でもストレスが多く、何かにつけて怒りっぽくなっています。
気を付けなければならない病気は、高血圧症、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、不整脈、脳卒中などですが、さらに交感神経の緊張状態が続くと白血球の顆粒球が増加し、組織が破壊される病気になると言われています。胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、痔、子宮内膜症、子宮筋腫、突発性難聴、口内炎などです。
このとき、組織が破壊された後に起こる腫れや痛みは、身体が元にリセットされるために血流を増加させて修復作業が行われている結果ですから、無闇に消炎鎮痛剤を使用すると治りにくくなります。
当院では逆流性食道炎をはじめ、これらの病気を日常的に治療して多くの成果を上げています。
当院の鍼灸治療は脈診と腹診という鍼灸独特の診断方法により、的確なツボに鍼灸刺激を与えることによって、身体が元に戻ろうとする自然治癒力を最大限に引き出す治療です。逆流性食道炎に関しても、男女分け隔てなく、速やかに完治しているのは驚くべき事実です。
私共には病院で治らない患者さんたちが大勢来診されますが、それだけに鍼灸治療で短期間に完治している症例は大変貴重なものです。
花粉症・アレルギー性鼻炎
花粉症、アレルギー性鼻炎の鍼灸治療は、大腸の働きと環境を改善する治療を行います。
現実に、花粉症、アレルギー性鼻炎を患っている人たちは決まって、腸の働きが悪く、不安定です。花粉症、アレルギー性鼻炎などが大腸の働きと密接な関係にあるというのは、東洋医学独特の生理学です。
すなわち、食べ物は胃で消化吸収されるときに、エネルギーが生じます。下痢と高熱という、ひどい風邪を引いたときなど、トイレに行くにもフラフラですが、熱も下がり、重湯などをすするだけでも、途端にトイレに行く足元がしっかりしてくるという体験は誰にでもあると思います。
これが穀気、または栄気とも呼ばれているエネルギーです。
食べ物は胃から小腸に行き、さらに栄養が吸収され、大腸では最後の水分が吸収されます。このときに出るエネルギーを衛気(えき・えいき)といい、全身の体表を覆うバリアの役目をするエネルギーになります。
この衛気は外気温の変化や気象の変化から身体の働きを守る役目をします。
たとえば、温かい部屋から寒い外に出たり、その逆の場合に、すぐクシャミをしたり、鼻水を垂らしたりするのは、このバリアが弱いためです。また、季節の変わり目や低気圧が近づいてくるときに、その影響を受け易く、体調を崩し易いのは、体表のバリアが弱っている証拠です。
ですから、花粉症やアレルギー性鼻炎を治すには大腸の働きをよくする鍼灸治療を行います。
眼精疲労
一般的に目の疲れは、目の使い過ぎと睡眠不足が原因と言われていますが、最近では多くの人達がVDT(Visual Display Terminal)症候群というパソコンやスマホの見過ぎによる目の疲れを訴えます。
ところで「眼精疲労」と呼ばれる症状も、男女ではその原因と症状に明確な違いがあります。
すなわち、男性の眼精疲労は、全身の疲労が単に睡眠不足により回復していないことで起こるもので、睡眠不足を解消し、目の使い過ぎを注意することで、かなり改善します。
それに引き換え、女性の眼精疲労は、男性のような単なる目の疲れ、目のかすみ、充血などの症状に加え、目の奥が痛み、人によっては眼球を取り出したくなるほどの痛みを伴います。原因は女性ホルモンの不調和です。PMS(月経前症候群)の女性はパソコンやスマホをほとんど見なくても、強い眼精疲労を伴います。
睡眠不足、目の使い過ぎを解消しても改善しません。ほとんどの女性が寝ても治らない頭痛や肩こり、頚のこりを訴えます。
当院では、患者さんの体質と眼精疲労の原因を腹診と脈診により診断した上で、適切なツボの組み合わせを決めて、的を射た鍼灸治療を行っていきます。その結果、来院された時の激しい頭痛と目の奥の痛みは、嘘のように消えています。
月経前症候群(PMS)
月経前症候群とは月経前の胸の張り、むくみ、体重増加、情緒不安定などが特徴です。欧米ではPMS(Pre Menstrual Syndrome)といい、1930年代から注目された病気です。
排卵後は女性ホルモンが多く分泌されますが、妊娠しなかった場合は、女性ホルモンが月経前に減少していくため、月経前症候群はホルモンバランスの変動と考えられています。
特に過労やストレス、生活習慣などが影響して、月経前症候群が引き起こされます。
月経前の約1週間、イライラや情緒不安定、うつ状態、集中力の低下、眠気や睡眠障害、食欲不振や過食などの症状が現れます。その他、頭痛、肩こり、めまい、むくみ、体重増加、肌のトラブルなどを伴うこともあります。
普段はチョコレートを食べない人でも、月経前には無意識に食べてしまうことも特徴的な現象です。月経開始とともに、ほとんどの症状が軽快もしくは消失していきます。
西洋医学では、排卵を止めて女性ホルモンの変動を抑えるピルが処方されますが、頭痛や腹痛には鎮痛剤、むくみには利尿剤、精神的症状には精神安定剤や抗うつ剤と、症状を和らげる対処療法しかないのが現実です。
一方、当院の鍼灸治療では、腹診と脈診により、その方に適したツボの組み合わせを決め、完全オーダーメイドの治療ですので、ホルモンバランスを速やかに整えることが可能です。
激しい症状は軽減し、確実に改善していきます。
顎関節症
顎関節症は筋肉の使い過ぎによる筋膜痛症候群の症状と言われていますが、まったく的外れな説明と言わざるを得ません。
顎関節症になる人は圧倒的に女性が多く、就寝中の歯軋りや奥歯を強く噛み締めてしまうようです。
日中は食べ物を噛むときに顎が痛く、口を大きく開けることができません。原因について、歯医者さんでは噛み合わせが悪いとか、顎の力が弱いとか言われますが、大半はストレスによる女性ホルモンの変動が原因です。
これは女性の肩こり、頭痛、腰痛、めまい、心身症、自律神経失調症などの原因と同じです。男性の場合は、過労とストレスによる交感神経の緊張が、顎関節症や歯軋りを起こします。
当院の鍼灸治療では、脈診と腹診により、男女それぞれの原因を明らかにした上で、適切なツボの組み合わせを決め、的確な調整をしますので、速やかに改善していきます。
原因と治療が一致していれば、1回の治療で完治しなくても、かなり楽になります。
私共では、患者さんに最短で治る希望が持てる診断と説明、的確な治療を行っています。
三叉神経痛
三叉神経は顔面に、三枝に分かれて分布している知覚神経です。私共の治療対象は、痛みの原因が脳腫瘍などの器質的疾患以外によるものです。
症状は片側の顔面の皮膚がピリピリ痛む、虫歯や歯槽膿漏でもないのに、歯茎が痛み、食べ物が噛めない。片側側頭部の皮膚が痛み、重症の場合、髪の毛を撫でることもできない程の激痛が走ります。
風に吹かれても痛むことから、鍼灸医学では「風邪(ふうじゃ)」に侵されたという診断をします。確かに、歯茎が痛む場合も同様ですが、皮膚の表面の激痛は風邪が切っ掛けで発病します。
過労、睡眠不足、ストレスによる身体の内側の弱さ故に、正気が邪気に破られたと診断をします。鍼灸医学では、痛みを起こしている神経の部位より、どの内臓に直結している、どの経絡の気血の流れが滞っているか否かを診断して、治療を進めていきます。
脈診により、痛みの脈を捉え、痛みの脈が消えるようなツボの組み合わせを決めて、鍼灸治療を行いますので、ピンポイントで、的を射た的確な鍼灸治療が可能になるわけです。
結果は、信じられないくらい、その場で痛みが消えます。長く患っていて、痛みが強い場合、翌日も痛みますが、数回の治療で、ほとんど完治します。
以下の症状に該当される方は、あきらめずにご相談ください!
頭痛・肩こり・腰痛・神経痛・膝痛・四十肩・五十肩・顎関節症・腱鞘炎・耳鳴・突発性難聴・めまい・眼精疲労・糖尿病・肝臓疾患・逆流性食道炎・慢性下痢・便秘症・自律神経失調症・不眠症・膀胱炎・月経前症候群・生理痛・生理不順・無月経・不妊症・逆子・更年期障害・冷え性・肌荒れ・にきび・花粉症・アレルギー体質・虚弱体質・うつ病など。